広陵高校野球部で2025年1月に発覚したいじめ・暴行事件がSNS上で大きな話題になっています。
OBのX投稿によって「暴行事件は日常茶飯事」との認識も明らかになりました。
今回は、広陵高校野球部のいじめ内容と事件の経緯について一緒に整理してみます。
この記事でわかること
- 広陵高校野球部内で起きたいじめ内容とその詳細
- 暴行事件が「日常茶飯事」と言われてしまう背景とは?OBの発言も含めて解説します
広陵高校野球部いじめ内容まとめ!
2025年夏の甲子園開催時点で、広陵高校のいじめ問題が公になり物議を醸しています。
広陵高校野球部のいじめ内容は上級生から下級生に行われたもので、いじめや指導を超える暴行事件として取り上げる声も少なくありません。
広陵高校野球部の主ないじめ内容はこちら。
- 正座させられ10人以上に囲まれ蹴られた
- 顔を殴られる
- 「便器を舐めろ」と指示
- 「〇器を舐めろ」と指示
時系列で詳しく見ていきましょう。
2025年1月20日〜22日:寮内でのいじめが始まる
1年生のAさん、Bさんが寮で禁止されているカップラーメンを食べていたことで、上級生数名による暴力が始まります 。
ビンタ、殴打、蹴りなど複数の上級生による身体的暴行に加え、

便器を舐めろ

〇器を舐めろ
などの命令。
金銭(一人1000円程度)を渡して黙らせるなどの精神的苦痛を伴ういじめが行われました 。
2025年1月23日:点呼時の異変で発覚
2025年1月23日早朝の点呼に被害者が応じず、不在が確認されました。
しかしその後被害者から母親に連絡があり

10人以上に囲まれ殴られた

死ぬかと思った
と訴えたことにより事件の重大性が判明。
母親がSNSで実態を告発したことで事件が急速に広まりました。
被害者の母親がインスタグラムに投稿したいじめの内容
画像引用元:X
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2025年1月29日:被害者が脱走し転校へ
これを受け、学校側は加害者を別棟に移す措置を取ったとされていますが、実際には
- 被害者と加害者が同じ時間に食事を取る
- 隣の部屋に配置される
など。被害者と加害者が同じ空間にいる状態が続いたため、精神的に追い詰められた被害者の一人が寮を抜け出し、転校を余儀なくされました。
広陵高校野球部暴行事件は日常茶飯事⁈obのXで判明!
広陵高校野球部の暴行事件は、上級生による集団行為として重大視されました。
しかもOBがXで「暴行事件は日常茶飯事」と投稿したことで、事態はさらに注目を集めています。
画像引用元:X
SNS上では、このようなOBの発言が「暴力行為を正当化している」として大きな批判を浴び、学校や高野連の対応の不十分さへの疑問も広がりました 。
こうした発言から、広陵高校野球部に限らず、「野球部強豪校」では上下関係を盾にした暴力やパワハラが根深い問題であることが浮き彫りになっています。
実際、これまでにも全国の強豪校で似たような事件が起きています。
- 大阪桐蔭高校(2022年):野球部内でのいじめ・暴力が報道され、複数の部員が退部。体罰や暴言が常態化していたとされ、監督の責任も問われました。
- 仙台育英高校(2012年):野球部員が練習中に下級生に暴力を振るっていたことが発覚。加害者は謹慎処分に。学校側が当初「指導の一環」と説明し、批判が殺到しました。
- 明徳義塾高校(2003年):上級生による下級生への暴行・強要行為が問題となり、事件後に主力選手が複数退部。甲子園辞退は免れたものの、学校の体制が問われました。
- PL学園高校(1980〜90年代):伝統的な「しごき文化」が根強く、グラウンドでのビンタや鉄拳制裁が日常的だったと、元選手の証言が複数報道されています。後年、暴力問題が相次ぎ、野球部は事実上の休部状態に。
- 日大三高(2015年):野球部内での暴力と部内ヒエラルキーの問題がSNSで告発され、指導者やOBの体質が問題視されました。
広陵高校男子バスケ部の暴行事件?
真偽は不明ですが、「現役の広陵生」を名乗る人物から、広陵高校男子バスケ部にも暴行事件があったとの情報が出ています。
画像引用元:X
今回の広陵高校野球部のいじめ内容は、決して容認できるものではありません。
学校側や高野連側の対応を疑問視する声が大きく、まだまだ収まる兆しが見えません。
広陵高校は野球部以外にも暴行事件が起きているのではないかとの情報もあり、今後の学校側の動きに注目していきましょう。